SEO対策に有効なmeta descriptionの書き方

今回は、meta descriptionについて、SEOに効果的な書き方、文字数、そして意識する点を解説していきます

meta description(ディスクリプション)とは?

meta description(以降description)とはページ内容を簡潔に要約した説明を記述していきます。descriptionを設定する事によって、上記画像のようにGoogle検索結果の説明文として表示されるようになります。description枠の事をスニペットともWEB業界では呼びます。設定方法は下記コードで解説しています。

descriptionの設定方法

 HTML

<head>
<meta name="description" content="ここにサイトの説明文が入ります。">
</head>

上記コードのように<head>開始タグから、</head>の終了タグ内にmeta name=”description”と指定し、content=””内にサイト説明文を記載しましょう。

SEO効果のあるdescriptionの書き方

2018年に、GoogleではMFI(モバイルファーストインデックス)を提唱しました。昨今Webサイトを見るデバイスはパソコンよりもスマートフォンでの利用を一番としており、今までdescriptionは120文字の設定として意識されていましたが、2018年移行モバイルを意識したdescription設定を心がけることが良いと僕は考えています。

モバイルを意識したdescriptionの文字数を心がける

モバイルとPCでは、descriptionの文字数が違います。その証拠画像を紹介します。

上記画像を見るとわかりますが、PC版とスマホ版ではdescriptionの文字数が違います。そのため、descriptionの文字数は70文字以内に重要キーワードを取り入れ、120文字以内に設定をするのをお勧めします。

重要キーワードを含んだdescriptionの設定とは

重要キーワードとは、狙っているテーマワード設計をし、そのテーマワードに付随する関連ワード、共起語などを取り入れる事です。良い事例があったので紹介します。

descriptionの良い事例を紹介

「千葉 サーフィン」と検索した際の検索結果の良いdescription例を抜粋しました。

「千葉 サーフィン」と検索をした場合の検索意図は、千葉県内のサーフィンができるスポットやスクール等を探している検索意図が読み取れます。そこで「千葉 サーフィン」のテーマワードをピンク色に、重要ワードを黄色にしてみました。重要ワードを取り入れることによって次の複合ワードも獲得できる可能性がでてきます。

獲得可能性が生まれる複合ワード
  1. 千葉 サーフィン 初心者
  2. 千葉 サーフィン 体験
  3. 千葉 サーフィン ショップ
  4. 千葉 サーフィン 予約
  5. 千葉 サーフィン 人気
  6. 千葉 サーフィン 料金
  7. 千葉 サーフィン 比較

上記例で挙げた、「千葉 サーフィン」以外のワードで7個の複合ワードで獲得できる可能性が生まれます。そこで各ワードの順位も計測してみました。調べたのは2018年8月のものになります。

検索ワード 順位
千葉 サーフィン 初心者 2位
千葉 サーフィン 体験 2位
千葉 サーフィン ショップ 9位
千葉 サーフィン 予約 2位
千葉 サーフィン 人気 6位
千葉 サーフィン 料金 1位
千葉 サーフィン 比較 2位

タイトルに含まれていないdescriptionのみに含まれているワードで調べた結果全ての検索ワードが10位以内にランクインしておりました。そのため、重要ワードをdescriptionに取り入れるというのはこれほど影響がある事が分かります。descriptionには必ずテーマワードに沿った重用ワード(関連ワード・共起語)を取り入れていきましょう。

descriptionはユニーク設定する

descriptionのユニーク設定とは、全てのページ別々で設定する事です。titleやdescriptionでは、ユーザーが検索結果でページ情報を要約している為のものであり、コンテンツの一部であると、僕は考えています。そのため、重複されたdescriptionを設定している事によって、ユーザーがページの要約情報を掴めず、Googleの検索エンジンにとっても低評価につながる可能性があるため、descriptionとtitleはすべてのページ別々の指定をする事を意識しましょう。

descriptionの重複チェックについて

descriptionの重複チェックはGoogle Search Consoleにて確認ができます。あらかじめサイトを運用した際、必ずこのSearch Consoleを設定しておきましょう。

 

Search Console内の「検索での見え方」 → 「HTMLの改善」メニュー内にて、重複されているdescriptionや長すぎる、短すぎる場合のチェックもSearch Consoleにて確認ができます。

 

重複されている場合、重複されたdescriptionの内容と各ページのURL(パス)が表記されるので今一度確認をしてみましょう。

ページングの場合を想定としたdescriptionの重複について

 

ページングとは、例えばブログの記事数や、通販サイトの商品点数等が多くなり、ページネーションが発生するケースです。ページングが生成された場合であっても、descriptionは別々で設定しましょう。

ページングの影響で重複されている悪い例

 HTML

<!--ここは2ページ目head内容-->
<head>
<title>メンズシューズ</title>
<meta name="description" content="男性向けこの夏おすすめのシューズをご紹介!">
</head>

<!--ここは3ページ目head内容-->
<head>
<title>メンズシューズ</title>
<meta name="description" content="男性向けこの夏おすすめのシューズをご紹介!">
</head>
 注意

2ページ目も3ページ目も、descriptionもtitleタグも重複しています。

ページングの影響でも重複されていない良い例

 HTML

<!--ここは2ページ目head内容-->
<head>
<title>メンズシューズ- 2ページ目</title>
<meta name="description" content="メンズシューズ、2ページ目です。男性向けこの夏おすすめのシューズをご紹介!">
</head>

<!--ここは3ページ目head内容-->
<head>
<title>メンズシューズ - 3ページ目</title>
<meta name="description" content="メンズシューズ、3ページ目です。男性向けこの夏おすすめのシューズをご紹介!">
</head>
 MEMO

2ページ目も3ページ目も、description、titleタグも重複していません。

上記のように、title、descriptionも別々の内容を組み込むようにしましょう。

descriptionがそのまま表示されない。

Google検索結果のdescription枠(スニペット)にて、descriptionが原文のまま表示されないという話をよく耳にします。Googleではtitle、descriptionの内容とコンテンツの中身がより統一されている情報でなければdescriptionは原文のまま表示されません。原文のまま表示されない場合、今一度descriptionの見直しをしてみましょう。意識する事は、コンテンツの内容とdescriptionの整合性を取ることです。

なお、去年SEOツールを提供している海外のメディアMOZでの2017年12月の調査によると、descriptionの内容が原文のまま表示されているケースは全体の35%程度と発表しています。それほどdescriptionは疎かになっているということですね。

参考descriptionはそのまま表示されないHow Long Should Your Meta Description Be? – Moz

クリックされるdescriptionの書き方

descriptionによってのクリック率の影響は大いに関係してきます。そのためユーザーに対して惹きのある説明文を書きましょう。

抽象的な内容である場合、あまりクリックされません。検索意図を意識した具体的なワードを取り入れてクリック率をアップしていきましょう。また、descriptionで取り入れた内容は必ずコンテンツにも反映しなければなりません。良い例と悪い例を今回も上げてみました。

descriptionが抽象的で悪い例

検索ワード「京都 観光」の場合の例を挙げてみます。

おとくで安心 車でまわる京都観光 お勧めコースを随時更新しています。

上記の場合、何がお得で安心なのかよくわかりません。そしておすすめコースも抽象的でコンテンツの内容もよくわからないといった事例です。

descriptionが具体的で良い例

京都観光で外せないおすすめの観光スポットをご紹介!清水寺や嵐山といった人気の定番名所から意外な穴場スポットまで、歴史と文化、世界遺産やパワースポットの宝庫である京都の見どころ満載!

上記事例のように京都 観光以外に以下具体的な内容が含まれています。

「京都 観光」を例にした具体的な関連ワード
  • スポット
  • 嵐山
  • 清水寺
  • 名所
  • 穴場スポット
  • 歴史
  • 文化
  • パワースポット

京都 観光に付随する関連ワードを組み込んだワードを組み込んで、「京都 観光 スポット」や「京都 観光 名所」等の複合ワードを取り入れているため、良い例だと考えます。

ユーザーニーズを把握してクリック率アップ

共起語を調べて、ユーザーニーズを調べてみましょう

共起語とは、読んで字のごとく、共に起きる言葉です。キーワードに対して出現頻度の高いキーワードの事を共起語といいます。

例えば、「旅行」の共起語の場合、

旅行の共起語
  • 国内
  • 日本
  • 海外
  • ツアー

が共起語となります。

共起語を調べるツールは共起語分析ツールにて調べることができます。

 

参考共起語検索ツールコンテンツサーチ前述にお伝えした、「京都 観光」での実際の共起語を調べてみましょう。

すると、「デート」や「着物」、「パワースポット」といったコンテンツのヒントになるようなワードを抽出してくれます。その際にこう言った共起語ワードを使ってdescriptionを書くヒント使うと良いです。

descriptionはSEOに関係します

descriptionはGoogleでの検索結果においてランク付けの要因として使っていないというお話がSEOのある程度知見のある方はご存知かと思います。
ですが、僕はランク付けに影響してくるものだと考えています。

descriptionはGoogle検索結果において間接的にランク付けの要因関わっていると考えています。なぜなら、descriptionによってのクリック率に影響してくるからです。

それ以外にも、上述でも解説していましたが、titleに含まれていない、descriptionにのみ含まれているワードでも検索結果として表示されているケースがあるからです。

もちろん、title,descriptionをきちんとしていればあとはOKという考え方ではありません。それに付随するコンテンツもより質の良いコンテンツを作らなければ、上位表示されないので気を付けてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回descriptionの重要性について解説させていただきました。最後に今回の気を付けるべき点をまとめました。

  • ページ内容を要約して簡潔に伝える
  • descriptionの文字数はモバイルを意識する
  • 重要ワード(関連キーワード・共起語)をdescriptionに取り入れる
  • descriptionはページ毎にユニーク設定する
  • 抽象的な言葉を使わない
  • descriptionはGoogleの検索結果に間接的に影響する