SEO対策をする際、何からはじめていけばいいのかわからない方に、今すぐ見直せる要素・すぐに実践できるSEO対策を今回はまとめました。
SEO対策を実施し、その効果の表れを分析みていくには長期にわたってみていかなければなりません。
しかし、基本的なSEO対策をできていないサイトは数多いため、SEO対策の小さな修正をすることによって、サイトのマイナス要因が改善され、思ったより早くその効果を実感できる可能性があります。
まずは意外とできていないSEO対策の「今すぐできる基本的な実施策」を具体的な内容も含めてご紹介していきます。
目次
今すぐ始められるサイト改善項目
- サイトマップXMLの送信
- titleタグを正しく設定する
- descriptionの重複の改善
- URL正規化の実施
- 画像タグにAlt属性の設定
- URL内にキーワード設定
- アンカーテキストの見直し
- サイトをhttps化対応する
- 見出しタグのキーワード取り入れ
上記を1つ1つ解説していきます。
サイトマップXMLをSearch Consoleで送信
Google検索に表示されるためにはインデックスされないと検索結果に表示されません。そのインデックス際、Googleのボット(クローラー)にサイトを巡回してもらわなければインデックスされないのです。
Google Search Consoleでsitemap.xmlを送信することによりクローラーが巡回されやすくなるため、まだ送信されていない場合は送信しましょう。
サイトマップXMLの作り方
WordPress以外のサイトを運用されている方は以下サイトでsitemap.xmlを生成することができます。
参考サイトマップを作成-自動生成ツールsitemap.xml Editor
上記サイトでsitemap.xmlを作成しダウンロードしたら自身の運営しているWebサイトのサーバーにアクセスをしてルート直下(例:wwwディレクトリ配下)などに直接アップロードをしましょう。あとはGoogle Search Consoleにてsitemap.xmlを送信して完了です。
WordPressサイトはGoogle XML Sitemapsがおすすめ
WordPressプラグイン 新規追加から「Google XML Sitemaps」と検索します。
WordPressはプラグインの「Google XML Sitemaps」のプラグインをインストールすることで簡単にsitemap.xmlが生成されます。
インストール後、Google Search Consoleへログインし、メニュー内「サイトマップ」メニューから「/sitemap.xml」を送信するとサイトマップをGoogleへ送信することができます。登録されていない方はぜひ試してみましょう。
Google Search Consoleにてサイトマップを送信
上記の方法等でsitemap.xmlを作成したらGoogle Search Consoleにてサイトマップを送信します。
参考Google Search Consoleメニュー内のサイトマップをクリックし、設置されたsitemap.xmlを設定送信ボタンを押しましょう。
パンくずリストの設定
パンくずリストとは、トップページより下の階層へアクセスした際、自分がどのページに現在たどり着いているか、サイト内のどの階層に辿り着いているかが瞬時にわかる階層構造となっている、いかのよなリンクの事を表します。
このサイトでも記事ページ内や記事一覧ページなどにパンくずリストを設定しています。パンくずリストを設定することによってGoogleがサイト構造を理解しやすくクロールされやすくなるため、まだ設定されていない方は設定するようにいしましょう。
titleタグにキーワードを設定する
Googleの検索結果からわかるようにほとんどのサイトはタイトルタグ内に狙いたいキーワードが必ず設定されています。
キーワードが設定されている検索結果事例
例えば以下は「自転車 選び方」というキーワードで検索した際の検索結果
上記検索結果でわかるようにどのサイトでも上位に表示されているページではほとんどが狙いたいキーワードを設定していることがわかります。
またタイトルタグ以外にもタイトル下のディスクリプション内にもキーワードが設定されており、検索ワードとキーワードがマッチしている場合太文字で表示されているため、必然的にキーワードと関連していることが一目でわかるようになっています。
titleタグにキーワードを設定する事で、ユーザーが調べたキーワードとの関連性が高いとページだと認識しクリックします。そのためタイトルタグにキーワードを設定するということはSEOの中でも最も重要な施策の1つだと私は考えています。
昨今、Googleの検索結果は常に進化しており、HTML内のTitleタグを設定していても検索結果にtitleタグで設定した内容がかんらずそのまま表示されるわけではありません。titleで設定した内容とページ内のコンテンツ内容のマッチがあまりにも合致していない場合、コンテンツ内のテキスト情報を検索エンジンではタイトルとして扱われる場合があります。
その中で、最も基本的で重要なことが、titleタグに上位表示を狙いたい目的のキーワードを設定しているかどうかです。
分かりやすいタイトルタグの事例やタイトルタグの文字数・重複の点についても過去の記事で載せていますので、さらに深く知りたい場合はそちらも参考にしてください。
meta descriptionは重複させない
設定しているtitleタグとdescriptionはサイト内の別のページと全く同じ内容で設定されているページをGoogleは推奨していません。titleタグもしくはdescriptionの内容が別ページと同じ内容で設定されていると重複コンテンツ扱いとされGoogleから低評価になる要因の1つとなります。
過去何度かお仕事でたくさんのサイトと関わることができましたが、意外と対策されていないのがこれ。meta descriptionがページ毎に重複して設定されているサイトが意外と多いです
Search consoleHTML改善は廃止
過去、Search ConsoleにてHTML改善という項目でtitle descriptionの重複については重複が発生した場合確認ができましたが、2019年にHTML改善という機能自体が新しいSearch Consoleに生まれ変わった際廃止されました。そのため、現在ツールとしてtitle descriptionをチェックできるものはないため、重複チェックする場合は、いったんHTMLのページを見直し確認していきましょう。
Google Pluginにてtitle descriptionを簡単チェックできるツール
SEO META in 1 CLICK というツールで1クリックで閲覧しているページのタイトル・descriptionをすぐに確認できるツールもあるため、title / descriptionを洗い出す際に便利になるかと思います。
URLは正規化されている?
URL正規化とは、異なるURLに同じだけれでもページとしての役割が全く同じな場合、URLを統一することを指します。例えば以下イメージのようにURLの内容は異なりますが、すべてサイトのトップページを参照するURLとなります。
上記のURLのような、異なるURLだけど同一コンテンツが表示されるページを1つのURLにすることをURL正規化といいます。
URL正規化は例えば、
- httpからはじまるURLをhttpsにしてアクセスしなおす。
- ファイル名index.htmlを指定されているURLと指定されていないURLをどちらかに統一する
- wwwありのURL、なしのURLどちらかに統一する
などといった上記の設定は.htaccessという設定ファイル等を書き直さなければなりません。
URL正規化の具体的な対策と事例については過去の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
画像タグにalt属性を設定する
検索エンジンへの画像の内容を認識する場合、<img>タグのalt属性を使って画像の内容を伝えます。こちらもサイト内に伝えられていないケースが多いため、意味のある画像を挿入する場合はalt属性を基本的に設定しましょう。
alt属性のしての仕方については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
サイトをhttps化している
httpには通信情報の盗聴や改ざんができてしまうセキュリティの問題点がありました。そこで問題を解決するべく登場したものがhttpsという正式名称「SSL/TLSプロトコル」というセキュアな通信が行えるプロトコル。
2014年8月以降Googleでは安全な通信を推奨しており、https化をしたサイトには検索順位としてプラスの要因として働くと明示しています。
参考HTTPS をランキング シグナルに使用しますGoogle ウェブマスター向け公式ブログ未だhttps化されていないサイトはhttps化するよう今すぐ対応すべきものです。
見出しタグにキーワードを設定している?
HTMLタグの<h1>~</h1>といったh1~h6までのタグで見出しを表現するタグの事を「見出しタグ」といいます。
Googleのクローラーは文書構造を理解するため、見出しタグで囲まれているテキストを、検知しやすくしSEOにとってプラスに働く要素です。
見出しタグ内に狙いたいキーワード、関連するキーワードを取り入れることで文書構造も理解しやすくなるため、キーワードを必ず入れるようにしましょう。
他サイトの見出し設定例を調べてみた
上記はラーメンを紹介しているサイトでピンク色に塗られている箇所がキーワードを設定している箇所です。
また、一部ではありますが、その検索キーワードのボリュームも載せています。
上記を見てわかるようにブログや通常のWebサイトでも
リンクは具体的なページ名称を指定
別ページへのリンクを指定する際、「こちら」や「ページ」「記事」「リンク」といったページ名称を書かれていない抽象的な表現の内部リンクが設定されていたる場合、検索エンジンがリンク先のページがどのようなページかを認識できません。
SEOでは検索エンジンに正しくページの情報を提供するかが重要となるため、アンカーテキスト1つでも正しくリンク先がどのよなページなのかを示すようにいたしましょう。アンカーテキストの正しい設定方法については過去にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。